大腸カメラでわかる疾患
大腸がん、大腸憩室、大腸ポリープ、虚血性腸疾患、潰瘍性大腸炎、Crohn病等、痔核、過敏性腸症候群
当院での検査の特徴として
当院の大腸カメラは、富士フィルム社の最新の大腸内視鏡を用いて検査します。
大腸カメラは痛い、つらい、大変そうというイメージを持たれる方は多いと思います。また、実際に以前に他院で検査を受けられた方でとても痛かったというお声をお聞きすることもあります。
なぜ大腸カメラで痛みがでるかというと、多くは腸の中のS状結腸や横行結腸という部分がカメラによって強く押されるためです。図のようにまっすぐ腸の中をカメラが通っている時はほぼ痛みは感じませんが、カメラによって腸が引き伸ばされると痛みが生じます。
当院では軸保持短縮法で腸を極力伸ばすことなく検査を施行します。どのような検査にも言えることですが、初めて検査を受けた時にとてもつらい思いをしてしまうと、患者様はその後同じ検査を受けたいとは思わなくなります。
当院ではそんな患者様を1人でも減らすことで、大腸がんの予防に寄与できればと考えております。また以前とてもつらくて大変だったという方も、是非一度当院での検査をご検討ください。
当院では入院することなく日帰りでの大腸ポリープ切除術を施行致します。大腸ポリープ切除後にトラブルとして最も多いのが出血です。これはポリープの大きさにもよりますがポリープを切除する際に、高周波を用いて熱で焼き切ることで生じることが多いと言われています。当院ではコールドポリペクトミーという熱を使うことなく、ポリープを切除する方法を用いて治療後の出血等のトラブルをなくすよう努めております。
当院では富士フィルム社の内視鏡機器を導入しており、光源も最新のLEDを使用しています。さらに最大145倍まで可能な拡大カメラを内蔵しており、病変の細かな観察も可能で、より小さな病変の見落としも防ぐことができ、より質の高い検査を提供できます。
また大腸カメラを楽に受けていただくために、腹部の張りを軽減する炭酸ガス装置を導入しています。
当院の施行医は、長年大腸癌診療、内視鏡治療〜手術に携わってきた経験があります。だからこそ、内視鏡検査による早期がんの発見には自信をもって対応し、患者様のニーズにお応えできると考えております。
大腸カメラ検査は、受診日に予約をおとりして後日検査を施行します。これは大腸カメラでは、事前に腸の中の便をきれいに洗い流す準備が必要だからです。検査当日は午前中に事前にお渡しした下剤を飲んでいただき、午後に来院して検査する形となります。また当院では、平日以外にも土曜日の検査を受けていただくことが可能です。平日お仕事などで受診が困難な方もお気軽にお声がけください。
検査費用につきましては、麻酔を使うかどうかなど前投薬の有無、生検により組織を調べる病理検査の有無、大腸ポリープ切除などの処置の有無などで異なりますが概ね下記の通りとなります。
※他、初診料・再診料・点滴内容、お薬処方の有無により変動があります。